『SAYUMINGLANDOLL~宿命〜』3月公演

2018年3月20日から25日まで東京丸ノ内COTTON CLUBで行われていた『SAYUMINGLANDOLL~宿命〜』を見てきたので、少し感想を書いておこうと思います。

 

「世界で一番可愛い」「職業:可愛い」そんな主人公「さゆみ」のある一日の物語。

 

初日に見たときは、この設定を舞台で演じるのはさゆにとって結構なプレッシャーなんじゃないかと心配になったけど、2回目からは『とにかく最高』って気持ちで夢中で観てます。もう完全にサユミンランドールの虜。

 

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さゆの可愛さが最高

さゆが演じる「さゆみ」は「世界一可愛い」という設定なので、さゆが外見の可愛さをMAXに調整している(ように見える。いつでも最高に可愛いけど)。髪を切ったさゆの儚くて繊細な雰囲気が今回の舞台にとても合ってるように思う。髪型はストレートの編み込みが基本なんだけど、さゆが動くたびに髪がサラッと揺れて毛先まで美しかった。

 

そのうえ、表情や仕草でも健気で守りたくなるような可愛い女の子を演じてるから、微笑んでも、むくれても、悩んでも、怒っても、悲しんでも、全部が可愛すぎてた。 

 

曲が最高

新曲は12曲、既存曲含めて全部で16曲もパフォーマンスしてくれる。さゆは大変だと思うけど、どの曲もいい曲でさゆの歌・ダンスも素晴らしく贅沢なソロコンサートを見ているようで本当に最高だった。

 

初めからずっと好きなのは『キャンディーボックス』とか大久保薫さんの曲。耳にスッと入ってくるポップな可愛さがあるよね。

 

公演のたびに心打たれるのがつんくさんの『I'm only... so lonely lovely girl』。加工のないスローなバラードを慎重に歌いあげるさゆを見ていると、さゆの努力やこの公演に懸ける想いが伝わってくるようで目が離せない。さゆの真っ直ぐで甘い歌声が大好き。

 

Anjuさんの曲では『美味しい罠に気をつけて』が好き。メランコリックなワルツになっていて、アンニュイな歌声がいい。さゆが歌うこんな曲をずっと聞いてみたかった。

 

大森靖子さんの曲は可愛くて激しくて音も映像もオシャレ。薄暗いステージで髪を振り乱して踊ったり、ピアノ音のなか冷たい表情で立ちつくしたり、吐き捨てるようなセリフがあったり、とにかくさゆがクールでかっこよすぎだった。大森さんの曲でMVを作ってほしい。 

 

既存曲では『私の時代』を見れたのが嬉しかった。回替わりでは『彼と一緒にお店がしたい!』が最高に可愛くて、20周年記念イベントで見逃した悔しさが成仏しました。『好きだな君が』も可愛すぎて近くで見ることができて感動。既存曲は大好きだった娘。時代のコンサートのさゆを観ているような感覚になってすごく嬉しい。

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M01.SAYUMINGLANDOLL オープニングテーマ
キラキラは1日にして成らず!
  (作詞:つんく/作曲:つんく)
M02.朝のfashion show
  (作詞:樹林伸/作曲:Anju)
M03.自分に向かって、ウインクひとつ
  (作詞:樹林伸/作曲:大久保薫)
M04.ありえない遊園地
  (作詞:大森靖子/作曲:大森靖子)
M05.ダーリン 寂しいな
  (作詞:つんく/作曲:つんく)
M06.キャンディーボックス
  (作詞:樹林伸/作曲:大久保薫)
M07.EIGAをみてよ
  (作詞:大森靖子/作曲:大森靖子)
M08.ガールズ ウォーク
  (作詞:樹林伸/作曲:大久保薫)
M09.サンセットドライブ
  (作詞:樹林伸/作曲:Anju)
M10.美味しい罠に気をつけて
   (作詞:樹林伸/作曲:Anju)
M11.エンドレスナイト
  (作詞:樹林伸/作曲:Anju)

M12.回替わり曲
        レモン色とミルクティ、彼と一緒にお店がしたい!、好きだな君が
M13.I'm only... so lonely lovely girl
  (作詞:つんく/作曲:つんく
M14.私の時代

さゆ挨拶&4人でのトーク

M15.ラララのピピピ
M16.ハッピー大作戦
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 とにかく全部が最高

「可愛い」がテーマなだけあって、映像はポップでめちゃくちゃ可愛い。私が一番好きなのはタイトルが出てくるキラキラの星空。空中浮遊のイリュージョンでさゆが風船のお月さまを持って星空に昇っていくシーンがとってもロマンティックだった。

 

衣装はレモン色からピンク、水色、白と変わっていって、モーニング娘。時代のメンバーカラーの変遷からさゆの好きな水色になったのかな?水色のドレスがフワフワ可愛くて凄くさゆに似合ってたなぁ。洋服を選ぶシーンでは『泡沫サタデーナイト!』の衣装っぽい服のパネルが出てきたりして、こういう小ネタも楽しい。

 

今回のキャストは北林&堀江コンビのほかに清水キャプ。ダンスは全員スマートで何役もこなし、トークコーナーではみんな優しくて雰囲気がよくて。さゆがこういう人達に囲まれてこの公演をすることができたことが本当に嬉しい。開演前の気合い入れが前回と変わらず、道重「可愛い子は?」全員「さゆみーん!!」だっていうのも嬉しかったな。

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この舞台そのものが「可愛い」を掲げてこの道で生きていくと決めたさゆの宿命なのかもしれない。初日はステージ上でさゆが戦っているように見えたこともあったけど、2回目はただひたすらこの世界に浸ることができた。さゆの可愛さ、全身全霊を込めたパフォーマンスがこの物語に命を吹き込んだように思えた。

 

「公演をやらせてもらえるってことは、願ってもできることじゃない」初日挨拶でのこのさゆの言葉が印象に残ってる。再生の時にさゆが「今後につながる公演にしたい」って言ってたけど、本当にそうなって宿命公演が実現したことは凄いことだと思う。これから始まる4月公演や大阪公演もできる限り楽しみたい。

 

ユミンランドールを観たあとは、さゆから一生分の愛をもらったような最高に幸せな気持ちになる。2011年にさゆヲタになってからずっと楽しかったけど、サユミンランドールほどの幸せは味わったことが無かった。娘。を卒業してもステージに立ち続けることを選んでくれたさゆに感謝しかない。本当に本当にありがとう。